【オーストラリアのビール事情!】現地でどんなビールが飲める?種類やサイズの違いを解説
- 2024年12月23日
- 留学ガイド
南半球に位置するオーストラリアは、これからサマータイムを迎えます。せっかくなら、滞在中にローカル御用達のビールをたしなんでみたい方も多いですよね。
今回ご紹介するのは、オーストラリアのビールに関する豆知識です。ビールの歴史や種類、現地のパブやレストランでビールを注文する際に役立つ情報方法をまとめているのでで、ぜひ参考にしてください。
オーストラリアのビールの歴史
オーストラリアのビールは、国の歴史と密接に結びついています。ビールが初めて飲まれたのは、1770年頃のこと。イギリスの探検家ジェームズ・クックが、船内の飲料水代わりに持ち込んだことが始まりです。
その後、イギリスからの移民が増えたことで、ビールの需要は右肩上がりになりました。1700年代後半から、ジョン・ボストン、ジェームズ・スクワイアが、醸造所をスタートさせています。
1800年代には醸造所がつぎつぎに生まれましたが、その後は統廃合が進み、現在では大手3社(クーパーズブルワリー、カールトン&ユナイテッド ブルワリーズ、ライオン)が市場を席巻しています。とはいえ、最近ではクラフトビールの人気が高まっていて、ブリュワリーにて個性豊かな味を楽しむローカル(現地の人)も多いようです。
オーストラリアで飲みたい、ビールの種類は?
日本では、ラガーやピルスナー、ドライといった、ホップの風味を生かしたビールが主流です。もちろん、この3種はオーストラリアでも人気があり、日本メーカーとの味や風味の違いを比較するなら、とくにおすすめです。
イギリスの植民地であった影響もあり、オーストラリアではイギリス発祥のエールやペールエール、アイルランド発祥のスタウトといった上面発酵のビールも、よく飲まれています。
オーストラリアン・ペールエール、オーストラリアン・スパークリング・エール、パシフィック・エールといった、独自の発展を遂げたビールもあります。そして、オーストラリアビールの祖であるジョン・ボストンの名を冠するエールは、オージーでしか飲めない味を楽しみたい方にぴったりです。
州ごとに違う!ビールのサイズ表記
パブやレストランで注文するときに知っておきたいのが、グラスのサイズを表す名称です。ここでは、日本とオーストラリアの主なサイズ表記を比較してみましょう。
■日本 ※内容量の規定なし
グラス280〜400mL/中ジョッキ350~500mL/大ジョッキ600~800mL/ピッチャー1,800〜2,000mL
■オーストラリア
Middy 285mL/Schooner 425mL/Pint 570mL/Jag 1, 140mL
なんとなく、日本と同等のサイズがつかめたでしょうか?
実は、オーストラリアでは、小さいサイズの名称は地域によって大きく異なっています。ほかのサイズでも内容量が違うこともあるので、注意が必要です。州ごとの主な名称をいかにまとめたので、参考にしてください。
■オーストラリア首都特別地域(ACT)
Seven 200mL/Middy(Half Pint) 285mL/Schmiddy 350mL/Schooner 425mL/Pint 570mL
■ビクトリア州(VIC)
Glass 200mL/Pot 285mL/Schooner 425mL/Pint 570mL
■クイーンズランド州(QLD)
Seven 200mL/Pot 285mL/Schooner 425mL/Pint 570mL
■ノーザンテリトリー準州(NT)
Seven 200mL/Handle 285mL/Schooner 425mL/Pint 570mL
■南オーストラリア州(SA)
Butcher 200mL/Schooner 285mL/Pint 425mL/Imperial Pint 570mL
■西オーストラリア州(WA)
Glass 200mL/Middy (Half Pint) 285mL/Schooner 425mL/Pint 570mL
■タスマニア州(TAS)
Seven 200mL/Pot 285mL/Fifteen (Schooner) 425mL/Pint 570mL
せっかくオーストラリアで夏を過ごすなら、ローカル御用達のおいしいビールを飲んでみたいところ。ビールの種類とサイズをしっかり覚えれば、レストランやパブで自信を持って注文できます。
頼みすぎ、飲み過ぎに注意しながら、思い出に残るオーストラリアならではのビールをぜひ味わってみてください。
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