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渡航前に予防接種(ワクチン)は必要? オーストラリアの予防接種事情

オーストラリアの予防接種事情

海外へ行く時、渡航先の国や地域によっては、渡航前に予防接種(ワクチン)を受ける必要があります。海外では、日本では流行っていない病気や感染症があるほか、環境が変わることで日本にいるときよりも感染リスクが高くなります。また、ウイルスや細菌を持ち込まれないように、入国前に予防接種を要求する国もあります。

この記事では、オーストラリアに渡航するまえに予防接種が必要になるのか、受けておくべき予防接種(ワクチン)はあるのかについてご紹介します。

オーストラリア入国時に予防接種証明書は必要?

オーストラリア入国時に必要な予防接種証明書

オーストラリアに入国するにあたり、必要とされる予防接種(ワクチン)はとくにありません。よって、予防接種証明書は用意しなくて大丈夫です。ただし、黄熱が流行している国からオーストラリアへ入国する際は、黄熱の予防接種証明書が求められます。

それ以外で証明書は求められませんが、オーストラリアでは、生ものと魚介類がおもな感染源となるノロウイルスやクリプトスポリジウム症を始め、蚊がおもな感染源となるデング熱・日本脳炎・ロスリバーウイルス感染症・バーマ森林ウイルス感染症・マレーバレー脳炎・クンジンウイルス感染症、犬猫や一部のコウモリなどの動物がおもな感染源となる狂犬病などの感染リスクがあります。そのため、なるべく予防接種を済ませてから渡航することが推奨されています。

オーストラリア入国前に推奨される予防接種(ワクチン)

オーストラリア入国前に推奨される予防接種

ここからは、オーストラリア渡航前に受けることが推奨されている成人向けの予防接種(ワクチン)を紹介します。

破傷風

破傷風は、けがをした時に傷口から破傷風菌が体内に入り、口や手足のしびれを引き起こす感染症です。治療が遅れると死に至る可能性もあり、治療には血清や抗菌剤の投与が必要になります。予防接種後の免疫効果は10年間のため、10年以上前に受けた人は追加接種をしておきましょう。

トレス海峡諸島やオーストラリア北部へ行く際は、とくに接種が推奨されています。

日本脳炎

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることによって引き起こされる急性脳炎です。致死率が高く、後遺症が残ることも多い病気です。おもな流行地はアジアですが、現在はオーストラリアでも患者の発生が確認されています。

日本脳炎の予防接種は1~4週間の間隔で2回接種し、1年後に追加接種を行うことで基礎免疫がつきます。一度の予防接種で4~5年間も有効な免疫がつきますが、基礎免疫がつくまで時間がかかるので、早めに接種しましょう。

麻しん風しん

麻しんは、ヒトからヒトに感染する急性のウイルス性発疹性感染症で、まれに肺炎や脳炎を引き起こし、先進国でも1,000人に1人が死亡する病気です。風しんも同じくヒトからヒトに感染する急性のウイルス性発疹性感染症で、感染しても症状が出ない人もいますが、妊婦に感染すると生まれてくる子供に重篤な障害を与える恐れがあります。

現在は小児期に麻しん風しんの混合ワクチンを受けますが、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性は、小児期に風しんの予防接種を受けていません。未接種の方は、2025年3月31日まで無料で受けられる風しんの予防接種を受けておきましょう。

水痘

水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。全世界で感染リスクがあり、発熱、発疹、水疱、膿疱がみられ、重症化するとまれに死亡の可能性もあります。おもに小児時にかかる病気ですが、成人が発症すると重症化するリスクが高まるとされています。

ワクチン1回の接種で重症化をほぼ100%予防し、2回の接種で軽度の発症も予防できると言われています。

インフルエンザ

インフルエンザも全世界で流行している病気で、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性ウイルス性疾患です。高熱、のどの痛みなどの症状があり、まれに重症化することがあります。毎年流行する型が異なるため、都度、予防接種を受けることが推奨されています。

予防接種の計画は出発3ヵ月以上前から!

予防接種の種類によっては、1~4週間の間隔を空けて、複数回接種しないと免疫がつかないものもあります。できれば渡航の3ヵ月以上前から、なるべく早めに受けましょう。

以上、オーストラリア入国前に受けるべき予防接種のご紹介でした。

海外で病気にかかると莫大な医療費に加えて、帰国が難しくなる恐れもあります。渡航前に予防接種を打って、万全の状態でオーストラリアへ渡航しましょう。


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