日本とどこが違う?オーストラリアの祝日事情
- 2025年01月08日
- 留学ガイド
海外に行くときに、事前にチェックしておきたい意外なことの1つが「祝日」。というのも、海外では祝日にはほとんどのお店が閉まることもめずらしくないからです。異国の文化や歴史を味わえる貴重な1日でもあるので、ぜひ渡航前にチェックしておきましょう。
意外と少ないオーストラリアの祝日
日本には祝日が1年間で16日あります。対して、オーストラリアには10日ほどしかありません。
オーストラリアは国土が広く、それぞれの州の政府や地方自治体の権限が強いことから、全国共通の祝日に加えて州独自の祝日があるという違いもあります。なお、その州独自の祝日を加えても、日本の祝日よりも日数が少なくなっています。
全国共通の祝日と各州独自の祝日
オーストラリア全国共通の祝日は、ニューイヤーズデー、オーストラリアデー、グッドフライデー、イースターマンデー、アンザックデー、クリスマスデー、ボクシングデー(タスマニア州をのぞく)の7日間です。
各州独自の祝日については、以下の記事にまとめていますので、ぜひご参照ください。
学校・会社に行ったらお休みだった!?事前に確認しておきたいオーストラリアの祝日|2025年版
ここからは、オーストラリア全土で祝われる祝日のなかから、日本にはない祝日を紹介します。
オーストラリアデー
英国艦隊が最初にシドニー湾に上陸した日である1月26日に行われる、オーストラリアの成り立ちを祝う祝日です。この日は、国民栄誉賞の授与式やオーストラリア国籍の取得者に対する式典など、各地でさまざまな祝賀イベントが行われます。
グッドフライデー
キリスト教の祝日です。イエス・キリストが処刑された日とされ、この日から3日後にキリストが復活したと言われています。キリスト教徒が喪に服す日でもあり、多くの店が休業します。日にちは毎年、変わるので注意が必要です。(毎年3月後半~4月半ばあたりになります)
イースターホリデー
処刑されたイエス・キリストが復活した日を含む、金曜日から月曜日までの4日間の連休を指します。キリストが処刑された金曜日(グッドフライデー)、キリストが墓に安置された日(イースターイヴ・ホーリーサタデー)、キリストの遺体が墓から消えた日(イースターサンデー)、復活したキリストが弟子たちの前に姿を現した日(イースターマンデー)の4日です。
イースターホリデーはお店が閉まったり、レストランで祝日料金が加算されたりすることがあります。週によって日にちが変わる場合もあるので注意しましょう。
アンザックデー
毎年4月25日に行われる、第一次世界大戦に出兵したオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)兵士を追悼する日です。各地で追悼式典が行われ、公的機関やお店の一部が休業になります。
ボクシングデー
ボクシングデーは、イギリスで生まれた文化です。雇用主が使用人のために、あるいは教会が貧しい人々のために寄付を募って用意したクリスマスプレゼントが由来と言われています。そのプレゼントが箱入り(boxing)だったことから、ボクシングデーと名付けられました。
現在では由来が様変わりし、クリスマスに売れ残った商品を始め、あらゆる商品がもっとも安い値段で売り出される、最大のバーゲンセールが開催される日となっています。
以上、オーストラリアの日本にはない祝日の紹介でした。日本では祝日こそ街が活気づきますが、オーストラリアでは公的機関もお店も休業する日が多いので気をつけてください。
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